【声優道】竹内順子さん「演技にマニュアルはない」

最後に答えを出すのは自分自身
そこからだけは逃げるな

私も今後この声優業界で生き残っていけるかわからないし、どんなに頑張っても、どんなにいいお芝居をしても、仕事がなくなるときが来るかもしれない。でも、自分の人生を懸けて真剣にやって、それでも「いらない」と言われちゃったら、それはもうしょうがないですね。

今、声優になりたいと思いながらも悩んでいる人は、きっと自分の中に決めかねる何かがあるんだと思います。そのポイントが明確になれば、おのずと答えは出てくるんじゃないでしょうか。その引っかかっているポイントを探すためにも、さまざまな人の意見は聞いたほうがいいと思うし、そして答えを出すのは自分自身です。そこからだけは逃げるな。声優を目指す人に私がアドバイスできることがあるとしたら、そのくらいですね。

どんな仕事ができるかは自分一人の努力ではどうにもならないし、人の縁だったり運だったりいろいろなものが絡み合って出会いがあるので、あまり「こういうことがしてみたい」とガツガツ言うのは好みじゃないんですが、機会があったらナレーションがやってみたいんです。少年役を演じることが多くても私はやっぱり女性なので、逃げずに女性性を追求してみたいという気持ちがあります。そして私が女性らしい包み込むようなまろやかさを身に付けたとき、どんなナレーションができるようになるのかが知りたいですね。

(2012年インタビュー)