【seigura.com限定スペシャルグラビア&インタビュー】尾崎由香

seigura.com限定のスペシャルグラビア&インタビュー!
今回は8月26日にニューミニアルバム「NiNa(ニーナ)」をリリースした尾崎由香さんをピックアップ。
当サイトにてコラム「尾崎由香のゆかいな仲間たち♪」も連載中の彼女に、
完全撮り下ろし写真とともに、新作の話をたっぷり語ってもらいました!

自分が思い描いていた、作りたいアルバムを、
100%作れたんじゃないかな

──ニューミニアルバム「NiNa(ニーナ)」が完成しました。どんな作品になりましたか?

アルバムのコンセプトがしっかりしているので、今の自分のやりたいことを100%入れられたなと思える、満足度の高いアルバムになりました。

──そのコンセプトというのは、どういうものなのでしょうか?

タイトルの「NiNa」には、2つ意味があって。まず今年(5月の誕生日で)、27歳になったので、その歳の“27(にいなな)”をかけています。等身大の私が出せたらいいなという思いを込めて。それと、女の子に共感してもらえるものを作れたらいいなと前から思っていたので“女の子”をコンセプトにしていて、失恋だったり、片思いだったり、いろいろな女の子の思いが詰まったアルバムになっています。しかもスペイン語で「niña(ニーナ)」という言葉が、女の子という意味だったんですよ。なので、コンセプトとタイトルがそのままハマった感じになりましたね。初めて女性の方に──コレサワさんと坂口有望さん(ともにシンガー・ソングライター)に楽曲を提供していただいたりもしていて、本当に自分が思い描いていた作りたいアルバムを、100%作れたんじゃないかなと思っています。

──やりたいことを、やりたいようにやれたと。

そうですね。一曲一曲しっかり向き合ったというか。曲ができる前の段階から、曲を作ってくださる方々にお会いして、「こんな楽曲にしたいです」というお話をしましたし、本当に一曲一曲丁寧に作らせていただきました。コレサワさんに作っていただいた「デートに誘うの」は、消極的な女の子が好きな子を自分からデートに誘う曲なんですけど、事前にコレサワさんに私が引っ込み思案なこととか、パーソナルな内面を結構お話したんですよ。それを歌詞に反映してくださっているので、読むと、そのまま私だなという感じがしました(笑)。だからこそ、パーソナルなことをお話して良かったなって思いましたし、自分の中で満足度の高い楽曲ができて、すごくうれしかったですね。

──引っ込み思案、というのは例えばどんな感じでしょう?

私、あまり人に言いたいことを言えないタイプで、飲み込んじゃうんですよ。学校とかでも、答えがわかっていても手を挙げられなくて。結構、人生言いたいことを言えず、損したことが多いんです(笑)。会話をしていて「ここ、私、しゃべれるな」と思っても言えなかったり、切り出せなかったりするし、友達にも自分のパーソナルな部分を話せなかったりするんです。そういう自分がいるなっていうことにはずっと気づいていて。でも、コレサワさんには自分を出して、いろいろお話することができたから、“本当の自分”をコレサワさんは知ってくださっているのかなっていう気がしています。

──この記事を読んでくださっているファンも今、コレサワのように“本当の尾崎由香”を知りたい! と思ったはずです(笑)。

たしかに。ファンの方にも言わなきゃ(笑)。でも、本当に歌詞にもある通り、「言いたいことが言えなくて/聞きたいことも聞けなくて」っていうところなんですよね。それでいろいろチャンスを逃しているなっていう。

──恋愛でも結構そういう面がある?

ありますね。好きな人に、何も言えないです(笑)。干渉型というか、ファン応援型というか、そういう見守りタイプです。

──女性のソングライターに初めて楽曲提供をしてもらったというお話がありましたけど、同じ女性だからこそ、いろいろ内面を話せたというところもあるのでしょうか?

コレサワさんが「由香ちゃんのパーソナルな部分を楽曲に起こしたいので」ということで、「どんな人なんですか」とか「どんな楽曲にしたいんですか」って聞いてきてくださったんですね。私、昔からコレサワさんの大ファンで、(楽曲を通して)コレサワさんみたいな女性にすごく憧れていたんです。それで「私もそんな強い女性になりたいです」ってお伝えしていたので、背中を押してくれる楽曲を作っていただけたんだと思います。コレサワさんは私とほぼ変わらない年齢なので、今回の楽曲「デートに誘うの」の話をしていても「いいですね!」「こんな感じでうれしいです!」みたいに話も合います。私らしさもあるけど、私が好きなコレサワさんの楽曲らしさもあって、それがすごくマッチした一曲になりました。

坂口さんは私よりも若くて、今19歳。アルバムのコンセプトは「27歳」ですけど、19歳の坂口さんには27歳のことを書いていただくのではなく、27歳でもフレッシュになりたい、初心に戻りたいときだってあるので、「19歳の坂口さんが思う今の恋愛感を書いてほしい」っていうお願いをさせていただきました。出来上がってきた「クリック」は、収録曲の中でいちばんフレッシュな楽曲かなと思います。実際に歌っていて、27歳の私には本当にフレッシュで、ちょっと難しいくらい(笑)。歌詞を読んでいて、こういうときもあったなぁって思う一方で、「そっか、今の子はそういうことをするのか……SNSで好きな人のことを調べたいって思ったりするんだ、時代だなぁ」って感じました(笑)。「クリック」のタイトルからしてすごいじゃないですか!  新しい感覚になれる、本当にフレッシュな気持ちになれる楽曲です。

──レコーディングで印象に残っていることはありますか?

またコレサワさんの話になっちゃうんですけど(笑)、レコーディングに立ち会っていただいて、ディレクションしてくださったんです。なので、よりコレサワさん感が、よりコレサワさんの色に染まれた感覚がありました。私一人では歌えなかった箇所も、コレサワさんにディレクションしていただくことで、歌えたところもありましたし。歌のテクニック、技みたいなものが、この楽曲は色濃く出ている感じがすごくしていて。それはコレサワさんにそういう技を教わったからなのかなと思っています。すごく勉強になるレコーディングでした。

──それはどういうテクニックだったんでしょう?

なんか、ヌメっとするみたいな……コレサワさん特有の歌い方みたいなのがあるんですよ。語尾に余韻を残すやり方とか、そういうコレサワさんの色を「こんな感じです!」って実践してくださって「私がいつも聴いているCDと一緒だ!」って勝手に感動しながら、直接教わることができました。出来上がったCDを聴いて、「あぁ、コレサワさん感、ちょっと出せたかもしれない」と思って、そういうテクニック、技は今後も使っていきたいなって思いましたね。

──ほかの曲のレコーディングはどうでしたか?

「dayone」っていう曲は、今までの私っぽくないというか、ちょっとこうセクシー系?なのかな。27歳っぽいなと思わせる楽曲なので、自分のいちばんの“大人”を出しました(笑)。そういうの、結構恥ずかしくて内に秘めるタイプなんですけど、ここではオープンにやらせていただけた気がします。でも、大人っぽさを出すのは、難かしかったです。やっぱりまだまだ子供なので(笑)。

──それをなぜ出せたんでしょう? 曲が出させてくれた?

そうだと思います。この楽曲は、ほかもそうですけど、自分で「これがいいな」と感じて選んだ曲なんです。めちゃくちゃいいメロディーだなと思って。これに歌詞が乗ったらどんな感じで、私が歌ったらどんな感じになるのかなっていうのが想像できなくて。そういう、どうなるのか想像できない楽曲を歌うのがすごく好きなんですよ。実際、想像を超えて、今までにない大人な気持ちでレコーディングしていた気がします。“女の子”というより“女性”になって。

──完成した曲を自分で聴いて、どう思いましたか?

等身大をちょっと超えたような楽曲になっているんじゃないかなと思います。自分じゃない感は強いんですけど(笑)、こうなったらいいなっていう私の願望が詰まっている感じです。

──ちょうど1年前にリリースされた1stアルバム「MIXED」の作家陣から、40mPさんが再び楽曲提供をされています。

1stアルバムでは「オトシモノ」という楽曲を作っていただいたんですけど、ファンの方のなかでも、私の家族のなかでも、いちばん人気の高い楽曲だったんですよ。私もすごく好きですし。なので、もう一回作っていただきたいなと思っていたら、それが叶いました! 40mPさんって、いろいろな楽曲を作っていらっしゃるんですけど、私はバラードがすごく素敵だなと思っていて。なので「オトシモノ」に続き、バラードを書いていただいたら、「余白」という本当に素敵な楽曲がまた届いて!  レコーディングにも立ち会っていただいたんですけど、1年前、1stアルバムのときの私を知っているから、レコーディングが終わったあとに「尾崎さん、成長しましたね」って言ってくださって、すごくうれしかったです! 「アーティストとしても成長したし、女性としても大人っぽくなりましたね」って言われて、やった!と思いました。お仕事で何度も関わってくださった方に成長したと言われるのはすごくうれしいし、見た目が年齢に追いついてないのかなって気にしていたので(笑)。ちゃんと追いついてきたのかなと思えて、ちょっと安心しました。

──アーティストとして、どういうところが成長したと指摘してくださったんですか?

1年前のレコーディングのときは、エンジンがかかるのが遅くて、なかなかうまくレコーディングが進まなかったんです。ずっとスロースターターだったんですよね。でも今回の「余白」を録っているときは、最初から結構声が出るようになっていて、OKテイクもすんなり出て、収録もそんなに時間がかからなかったんです。なので、40mPさんに「尾崎さん、声がすごく出るようになりましたね。表情も出るようになったし、びっくりしました」って言われたことが、すごくうれしかったです。日々考えて、目標にしていたことだから、それがちゃんと身に付いてきたんだなって、40mPさんの言葉で実感できたので、本当にうれしかったです!

──1stアルバムから1年がたち、成長を感じている面はほかにもありますか?

1stアルバムのときは歌うのに精一杯で、深くその楽曲に関わってこられなかったなって感じがしていたので、今回は、心に余裕をもちながら、1作品1作品、楽曲が出来上がる前から丁寧に向き合っていきましたし、歌うときにも作品ごとに愛着度が高くなって、本当に自分の思い描いていたものを形にして出せるようになってきたのかなと。自分にちゃんと“芯”ができてきた感じがしています。前はどうしたらいいんだろうってブレていた自分がいましたけど、今は「これが私だ!」ってまっすぐに言えるようになりました。このアルバムでそれを感じていただけたら、うれしいなって思います。

──「これが私だ!」という芯をもてるようにもなれたからこそ、27歳、等身大の自分を出していくっていう「ニーナ」のコンセプトも生まれたわけですね。芯をもてるようになれたきっかけはあるんでしょうか?

1stアルバムではいろんな尾崎由香を見せていきましたけど、次にアルバムを出すんだったら、アーティストとして芯のある、ブレないものがほしいな、そういうアーティストになりたいなと思ったからですかね。歌以外ではまだちょっとブレブレなんですけど(笑)、歌を通していろいろ経験してきて、歌がいちばん、自分のものにしている感じが……。自分のものにしているというか、いちばん安心できるところな気がしています。

──今回のアルバムに、“自分”がすごくいるなっていう感じがします?

しますね。自分感がすごくあります。なので、自分で聴いていて、楽しいです(笑)。