VART

【声グラ限定】声優業界初のレーシングチーム「VART」の練習走行に潜入!三間雅文監督&三木眞一郎主将を直撃!

VART

声優業界初のレーシングチーム「VART」。VARTとは「Voice Actors Racing Team」の略称であり、本格的な耐久レースへの参戦を目指して2019年11月2日に発足。チームを束ねるのは、クルマ漫画の金字塔『頭文字(イニシャル)D』のアニメ版で音響監督を務めた三間雅文さん。そして『頭文字D』の主人公・藤原拓海を演じた三木眞一郎さんが、主将としてメンバーを引っ張っている。

三間さんと三木さんは10年間にわたってカートレーシングに参加した経験があるなど、業界きってのクルマ好きとして知られる。また、一緒にカートレースに参加していた浪川大輔さんが副主将としてチームメイトをサポート。そしてクルマ好きの石川界人さん、免許はないが熱意は十分の畠中祐さんも加わり、総勢5名のメンバーが名を連ねる。

VART

シーズン1が好評のうちに終了し、2021年4月からはいよいよシーズン2が開幕。現在予告されているのは、謎のチーム「BLACK VART」の参戦。新たな戦いに向け、4月10日に千葉県・香取市にある「浅間台スポーツランド」を貸し切っての練習走行が行われたので、その模様をレポートするとともに、三間さんと三木さんのインタビューもお届けしたい。



久しぶりの走行でも絶好調のVART号!

早朝から始まった練習走行で使用するのは、シーズン1に引き続き、市販のスポーツカーとして人気のトヨタ86をベースにした「BLITZ VART86(通称・VART号)」。見るからに速そうなレーシーなフォルムが特徴的で、車内もレース向けに改造されている。なお、VART号の車両メンテナンス・走行サポートを一手に引き受けているのが、チューニングパーツ開発メーカーとしてクルマ好きにはおなじみのBRITZ。彼らの手厚いサポートがあったからこそ、シーズン1を無事に戦い抜けたといっても過言ではない。

久々の走行ということで、VART号の調子が気になるところだが、そこは百戦錬磨のBRITZ。しっかりとメンテナンスが行き届いているため、いきなりのフル加速もなんのその。VART号は絶好調のようだ。

なお、今回参加したのは、三間さん、三木さん、石川さん、畠中さんの4名。それぞれが久々のVART号や自分自身の調子に加え、シーズン1で習得した技術の復習やその修練度を確かめるかのように、ときにじっくり、ときにアグレッシブにコースを攻めていく。

また、今回は通常走行のほか、ドリフト(タイヤをわざとスリップさせて、タイトなコーナーなどでタイムを稼ぐテクニックの一つ)練習も行われ、『頭文字D』の原作漫画さながらの「ギャアアアアア」という迫力満点のドリフトのスキール音が鳴り響いていた。

VART



打倒MT車を掲げる謎の男が乱入!

全員が走り終えたところで、不気味な影が近づいてくる。黒装束に身を包んだ謎の男。VART号とは対象的な、これまた真っ黒なボディが印象的な謎のマシンとともに乱入したこの男いわく、これは科学技術の結晶たるオートマチック車(AT車)であり、VART号と一戦交えるために来たのだという。シーズン2での対決が決まっている「BLACK VART」の主将を名乗ったこの男、果たして……。

クルマが詳しくない方のために簡単に解説すると、AT車はマニュアル車(MT車)のようにギアチェンジの必要がないため、比較して運転が楽ということになる。これがAT車最大のメリットであり、近年の免許取得状況はAT限定の割合が8割にのぼるというデータも。事実、現在は新車として投入される約98%がAT車となっているのだ。

一方のMT車は煩雑な操作を求められる分、運転者の合図に対して素直に反応し、自分でクルマを操っているという感覚を目一杯楽しめる。クルマとの一体感を得たいなら間違いなくMT車であり、AT車なんてもってのほかというクルマ好きは多い。逆にクルマを単なる移動手段の一つとして捉えている人は迷わずAT車を選ぶだろう。実際、AT車についてはコンピュータ制御が著しく発展したことで、運転者の技量が求められるシーンはかなり少なくなっている。とにかく“楽”なのだ。なお、速さを求めるためにMT車を選ぶという人は多いが、運転者の技量によってはたとえサーキット走行であってもAT車が速い場合もある。

今回、謎の男がAT車を用意したのは、まさにそれを証明するためだという。科学技術の粋であるAT車を繰って、MT車乗りのプライドまでをもズタズタに切り裂こうとしているのかもしれない。とはいえ、VART号はサーキット走行に適した様々なチューンナップが施さされた特別仕様車である。シーズン1の最終戦となった「エビススーパー耐久レース」ではファステストラップ賞を獲った(三間さん)こともあるなど、その速さは証明済み。どこからどう見ても、謎の男が用意したノーマルのAT車では太刀打ちできないはず。

というわけで、VART号とAT車による対決が行われることになった。対決の形式は、決められたコースを個別で走って走破タイムを競う、いわゆる“ジムカーナ”。ストレートを抜けるとややタイトめな左カーブがあり、その後はS字クランク、パイロンスラロームと続く、短いながらも本格的なコースレイアウトとなっており、見どころ十分だ。

VART



思ったより断然速かったAT車!

AT車の実力を見せつけて尻込みさせるという作戦なのか、まずは謎の男が走行。AT車らしくスムーズにコースを攻略して好タイムを叩き出す。大方の予想を裏切る展開に、VARTのメンバーにも焦りの色が浮かんだ。

対するVART号は三木さんからスタート。久々の走行にもかかわらずロスのないキビキビとした走りをみせ、主将の実力をいかんなく発揮。先ほどまでドヤ顔だった謎の男を黙らせてみせた。

三木眞一郎

シーズン1ではアグレッシブな走りで周囲をたびたび驚かせた石川さんが2番手。キュルキュルというスキール音(急旋回や急停止時にタイヤから発生する音)を鳴り響かせるほどの攻めの姿勢をみせる。シーズン2では大きく成長した石川さんの走りに要注目と言えそうだ。

最後は畠中さん。久々のVART号にやや緊張気味だったが、こちらも好タイムをマーク。シーズン1では免許を取るところからスタートし、三間さんと自主練を繰り返しメキメキと上達した畠中さん。さすがに三木さんと石川さんには敵わなかったものの、キャリアを考えれば素晴らしいタイムを収めた。初心者マークの期間も終わり、シーズン2での本格化が今から楽しみだ。

この勝負のゆくえはぜひ番組で確かめてもらいたいが、謎の男のAT車の実力を証明してみせるという目的は果たしたと言えるだろう。今後展開される「BLACK VART」との対決はかなり白熱したものとなりそうだ。

声優グランプリ、およびseigura.comではシーズン2の模様や、ドライバーのインタビューを随時お伝えしていく予定なので、続報をお待ちいただきたい。

次ページでは三間雅文監督と三木眞一郎主将のインタビューをお届け!

スクール特集バナー